厚生労働省の研究班は約4万4000人を10年間追跡して、家族や友人など社会的な結びつきと脳卒中の死亡リスクについて調査している。それによると、脳卒中の発症に人間関係が強く影響していることが、明らかになった。
開始時のアンケートでは、身の回りに自分を支えてくれる人が、「とても多い」「多い」「普通」「少ない」の4グループに分類している。追跡期間中に脳卒中を発症して死亡した327人について、グループごとの死亡リスクを比較した結果、「とても多い」を1とすると、死亡リスクは支える人が少なくなるほど高く、「少ない」は1.5にはね上がる。その傾向は男性ほど強く、「少ない」の男性は1.6。男女合計のリスクよりも0.1ポイント高い。 (N.U)
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