アメリカで、歯周疾患が早産・低体重児出産のリスクを高めることが報告されて約10年になる。妊娠中の口腔ケア指導は、出産時のリスクを軽減するだけでなく、生まれてくる子供の虫歯予防にもつながることが分かっており、産科・歯科連携の広がりが期待されている。
妊娠に伴う食生活の変化(少量づつしか食べれないなど)やつわりで歯磨きがうまくできないなど、妊娠中は口腔内トラブルを起こしやすい状況となっている。また、虫歯の原因となるミュータンス菌は、もともと赤ちゃんの口腔内には存在せず、家族、特に中でも母親の唾液を介してうつることが多い。
食べ物をあらかじめ噛んで子供に与える「噛み与え」やスプーンやお箸を親子で共有することで感染する確率が高まることから、母親の口腔ケアの重要性は高いといえる。(参考:産経新聞)(R.T)
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