米を砕いた“米粉(こめこ)”を小麦の代わりに使う食品が広がっている。05年度に約140tだった東北地方の米粉生産量は、06年度には2倍以上の約290tになった。国産品への注目が集まる中で、消費が低迷する米の利用方法として、さらに原料高騰によるパンへの代替品として今後注目を集める可能性を秘めている。
一方、普及背景の裏には「粉にするための米を作ってきたわけではない」という生産者の思いや、ご飯を中心とした日本型食生活を推進してきた経緯がある。流通消費グループの担当者も米は米として販売できれば一番だが、消費が減る中で、今後は広い選択肢も考えていかなければならないとみている。 小麦の自給率は13%にとどまる中で、食の安全への関心の高まりから国産食材に注目が集まっていることや、小麦価格の上昇も、今後の米粉普及への追い風になりそうだ。
しかし普及への障害となっているのは、小麦の2倍以上もする値段。給食への導入でも、価格を前に二の足を踏む自治体が多いのが現状のようである。 (M.Y)
米粉って砕いて作るのでなく、挽いて作るのではなかったかと。。
生産側のキモチは分からなくないですが、せっかく作ったものを捨てたり
古くしてしまうくらいなら、こういう形で利用していく方がいいように思います。
それに新しいもののようにメディアでも取り上げられてますが
上新粉などという名前で、和菓子にはずっと昔から使われてきてるのに
今さら「粉にするのは~」というのも何だかヘンな話のように思います。
国内の食料自給率UP、地産地消というところから見ても
ワタシは米粉を普及させていくべきだと思いますが。。。
M.Y.さんは反対ですか?
投稿情報: みきみに | 2008年3 月12日 (水) 07:35
みきみにさん、コメントありがとうございます。生産者は従来から政府に保護されてきたなかで営んできた習慣もあるため、なかなか自身にとって未知なる領域に対し二の足を踏んでいるのかもしれませんね…。
しかし、食に関するスタイルは明らかに変遷していることから、時代やニーズに則した商品開発や取り組みは、現代に限らず今後必ず必要になってくると思いますよ。
投稿情報: M.Y | 2008年3 月12日 (水) 09:35