文部科学省がまとめた06年度の教育課程編成・実施状況調査によると、大半の学校で学習指導要領で定められた標準的な事業時間数を超える授業をおこなっていることが判明した。小中学校の学力低下を招いた原因からの脱却、つまり「脱ゆとり教育」に基づく07年の学習指導要領改訂を受けたもので、「授業時間の増加」「教科ごとの到達目標の設定」の2つが具体的方針として打ち出されたものである。
■小学6年生の標準的な授業時間(=年間945時間)で実施している学校は、わずか5.6%
■中学3年生の標準的な授業時間(=年間980時間)で実施している学校は、13.7%
と、多くの学校では地域の要請などに基づいて、すでに授業時間の上積みを進めている。(日経新聞ほか)(K.Y)
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