悪玉アディポサイトカインが優勢な状態が一定期間続き、インスリン抵抗性(=耐糖能の異常)のスイッチがONになったところが生活習慣病ということになります。
インスリン抵抗性ができるというのは血糖を正常な範囲内でコントロールすることが出来なくなる、つまり糖尿病(Ⅱ型)の状態です。
私たちのまわりでも患者さんになった人がよく言う「インスリンの出が悪くなった」状態です。
糖尿病に至らなくても、血中インスリンの働きが悪い=血糖のコントロールに変調が起きると、動脈硬化が異常に早く進み、高血圧の他、心臓疾患や脳卒中などの生活習慣病が起きやすくなります。(K.O) このシリーズ(5)まで。
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