ユニ・チャームと関西医科大学の研究チームは、マスクをつけると子どものインフルエンザ発症率が5分の1に低下すると報告した。
都内の小学校の全校生徒308人を対象に、07年2月から約1月間、登下校時と清掃時にマスクの装用を推奨した結果、マスクをつけて過ごした児童のインフルエンザ発症率は2%だったのに対して、マスクをつけなかった児童の発症率は9.7%という結果が判明した。
マスクによる口や鼻へのウィルス侵入防止効果から、従来よりインフルエンザの感染防止に有効と言われてきたが、データによる裏づけに乏しく、マスクの装用効果を臨床的に調査したのは初めてだそう。
装着時の見た目や呼吸への負担などから、「つけづらさ」がマスクの難点だが、このあたりの解消・軽減が今後の商品開発のカギとなる。(日経新聞ほか)(K.Y)
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