「お試し」いわゆる試供品が、消費を促進する手法の1つとして改めて注目されている。
日経MJの調査によると、試供品の利用は20~30代の女性に多く、新製品購入に積極的な傾向が強いという。
試供品の入手場所は、従来からスタンダードな「駅周辺」や「スーパー」が中心で、アンケート結果では共に40%前後を占める。次いで「化粧品売場」が30%、「百貨店」が25%という結果が出ているが、最近では「メーカーのサンプル配布キャンペーンに応募」(17%)したり、「ネット上の試供品提供サイト」(7%弱)など、自ら応募や登録をして試供品を入手する人も増えており、今夏オープンした東京の「サンプルラボ」のような形態が出てくるなど多様化している様子が見られる。
また、配布方法も「利用シーンを考えたピンポイント提供」が主流になる中で、先行で受け取った人のクチコミが重要な要素になりつつある。つまり「いつ、誰から、どのような状況で受け取ったのか」といったストーリー性が消費者の心に訴えかけるのだという。なるほど、イベントなどでサンプルを配っているケースもよく見かける。
なお試供品をきっかけに購入した商品は、男性では圧倒的に「酒類」、次いで「飲料」となっている。女性の場合は「基礎化粧品」が圧倒的に多く、次いで「シャンプー・リンス・ボディソープ」「パン」「メイク化粧品」。・・・意外なのは上位の「パン」。
(参考:日経MJ等)(K.Y)
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