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レジ袋不要の意思表示カード

日本フランチャイズチェーン協会に加盟するコンビニエンスストア12社が11月から一部店舗でレジ袋が不要な消費者用のカードを設置している。
レジで購入商品と一緒にカードを店員に示せば、レジ袋に入れずに商品を販売する。
東京都杉並区、静岡県掛川市、名古屋市緑区を実験エリアとし、徐々に拡大させるとしている。カードは、店内の売場やレジ回りなど５ケ所程度にカードを収納する専用ケースを設置する。（日経流通ほか）(Ｎ.Ｕ)

ｇ／km 自動車のCo2排出量の単位

欧州では、エコカーの目安として、燃費ではなく、1キロメートル走行当たりのCO2排出量で示すようになっている（ｇ／km）。
数年後、ヨーロッパでは（Ｃｏ２排出量が）120ｇ／kmが、エコカーの基準になると言われている。
この数値がどれくらい厳しいものか計算してみた。
ガソリンのCo2排出量は、リッターあたり2320グラム（※）で、120ｇ／kmの車なら、リッターあたり19.3キロメートル以上の燃費という数値が割り出される。
ちなみに、この基準値を上回るのは、現状ではプリウスのようなハイブリッドカーだけ、燃費は実におよそ20キロメートル以上の車だけということになる。（K.O）
※東京電力、Co2家計簿より

ドライミスト

ドライミストとは少ないエネルギーで高い冷却効果のある人工の霧。原理は打ち水と同じだが、使った水が蒸発するので効率的。直径が平均100分の16という細かい水滴が噴射され、体に到達する前に蒸発。その際の周囲の熱を奪い取る「気化熱」現象が起き、平均気温が約2度下がると言われている。使用電力もエアコンの30分の1以下で環境にもやさしい。
東京都では新丸ビルの公共スペースに導入。大阪市では世界陸上の会場や、ユニバーサルスタジオジャパンの最寄駅に設置している。
今後様々な公共スペースでの設置が増える可能性は高い。（参照：化学工業日報等）(Y.A)

リサイクルループ

リサイクルループとは、外食産業やスーパーなどから出た食べ残りや売れ残りを肥料や飼料にして、農業生産者が農畜産物を生産し、それを再び外食産業などが購入する仕組みをいう。今年１２月にも改正される食品リサイクル法の目玉の１つである。改正食品リサイクル法では、これまで実質的に機能してこなかった「再生利用事業計画」制度を見直す。「リサイクルループ」を完結させるため、食品関連業者に対して生産物の引き取りを求め、スーパーなど食品関連業者が引き取る農畜産物の量を、排出する食品ごみの重量から算出する方向で検討が進んでいる。（参照：化学工業日報等）(R.T)

フードマイレージ Food mileage 食料の重さ×距離

フードマイレージとは、「食料の（=food）輸送距離（=mileage）」という意味で、イギリスのティム・ラング氏が1994年に提唱した運動に由来している。単位は「t･km」（トンキロと読む）で表される。

●フードマイレージ（ｔ×Ｋｍ）の試算方法は？
フードマイレージ＝輸入相手国別の食品輸入量（トン／ｔ）×輸入国から日本までの輸送距離（キロメートル／Ｋｍ）という計算で算出される。つまり食べ物の生産地から消費される食卓（消費地）までの輸送に要した「重さ×距離」を表している。

食料の生産地と消費地が近ければフードマイレージは小さくなり、遠くから食料を運んでくると大きくなる。またフードマイレージの高い国ほど、食料の消費が環境に対して大きな負荷を与えていることになる。
食料の生産地から消費地までの距離に着目し、なるべく近くでとれた食料を食べることで輸送に伴うエネルギーを出来るだけ減らし、環境への負荷を軽減しようということがフードマイレージを把握することの基本的な考え方となっている。
この考え方は、食品の地産地消を推進していく上でのひとつの理由となっている。

フードマイレージの数値は日本がスバ抜けて高く、日本のフード・マイレージは約5千億t･km(平成12年)となっており、韓国の約3.4倍、米国の約3.7倍となっている。（農林水産政策研究所試算）
フードマイレージが大きいことは、大量の食料を遠距離から輸送していることになり、輸送の燃料消費や温暖化ガス排出などで環境に大きな影響を与えていることを示している。

日本の食料自給率の低さ（日本の食料自給率はカロリーベースで約40％、米国は約120％）とフードマイレージの高さは日本における食問題の大きな課題となっている。（Y.A）

マイ箸（はし）でエコ

環境保護への関心や、中国製割り箸への懸念などから、自分専用の「マイ箸（はし）」を持ち歩く運動が広がっている中、飲食店での「箸キープ」サービス（→ポイント付加）や企業などでも職員への箸持参の呼びかけを積極化するケースがでてきている。

また携帯することで、デザインやカラーバリエーション、組立て式など、箸そのものへの見方や求める価値観も大きく様変わりしつつある。

林野庁の平成１７年度・統計によると、日本国内では年間約２６０億膳の割り箸が使われており、１人あたり約２００膳使っている計算になる。

現在割り箸の９８％が輸入品で、そのほとんどが中国製。乱伐や環境破壊の一因との認識が高いが、一方で２％の国産に限っては、丸太から材木を切り出した残りの端材や間伐材を利用しており、林野庁では「日本で生産する割り箸は、丸太を無駄なく利用することで森林資源の有効活用につながっていることを理解してほしい」としている。　（Ｋ．Ｙ）

１人１日１キロ二酸化炭素ダイエット（その②）

経済産業省、環境省では各民間企業にこの応援キャンペーンに参加するよう呼びかけており、国民の日常生活の中での削減への取り組みに対して、企業側が各種特典を提供（※「私のチャレンジ宣言」カードの提示などが必要）することを通じて温暖化防止に向けた運動の拡大を目指している。
民間企業を巻き込んだ全国民への取り組みモチベーションとは・・・。
【各社の特典】
＜東日本高速道路（株）＞
　・ＳＡ、ＰＡ５４ヶ所のショッピングコーナーでカード提示と「マイバッグ」
　　持参で買い物をすると、レストランで使える「無料コーヒー券」をプレゼント
　・配布期間は、０７年８／１～１２／３１まで
＜中日本高速道路（株）＞
　・指定ＳＡ、ＰＡのレストラン・売店で「マイおはし」「マイカップ」持参時にそれぞれスタンプ
　　を押印、カード提示でさらに１つ押印
　・規定スタンプ数に応じて、コーヒーや入浴剤、天ぷらうどんなどを進呈
　・実施期間は、０７年７／２３～１２／３１まで
＜西日本高速道路（株）＞
　・指定のＳＡ、ＰＡのインフォメーションコーナーにカードを持参・提示で、「箸袋」と「エコ
　　ステッカー」をプレゼント
　・実施期間は、０７年８月中旬～先着１０，０００個（なくなり次第終了）
＜阪神高速道路公団＞
　・指定ＰＡのＥＴＣ相談コーナーへカード提示で、「トラベルタンブラー」と各ＰＡ売店で使える
　　「お菓子無料券」を進呈
　・実施期間は、０７年８／１～９／３０、先着６００名（なくなり次第終了）
＜日本航空＞
　・規定ツアー申込み時にカード提示で、「特製エコバッグ」を進呈

そのほかにも、シャープ（液晶ＴＶ所有者への抽選プレゼント）、石油連盟＆加盟９社（高効率
石油給湯器購入者へのプレゼント）、スーパーのイズミヤ（１０月～省エネ関連製品を割引販
売）、四国電力、西部ガス、ローソンなども参加予定。
（日経産業新聞、国土交通省ホームページより）  （Ｋ．Ｙ）

１人１日１キロ二酸化炭素ダイエット（その①）

京都議定書に基づいて、安倍総理が打ち出した「１人１日１キロの温室効果ガス削減」の
国民運動。
「１キロ」という具体的な数字があるものの、そのイメージがわきづらいが、読売新聞が掲載した記事の目安によると、
★１キロの二酸化炭素＝サッカーボール１００個分の体積に相当
★シャワーの時間を１分減らすと、７４グラム削減
★マイバッグ利用により、過剰包装を断ると、６２グラム削減
となっている。
また、東京電力のホームページでは、「ＣＯ２家計簿」という水道・光熱を中心とした使用量による二酸化炭素の排出量がわかるサイトや、「エコスタイルプランニング」という今後の取り組み計画にもとづく節約金額シミュレーションなどがあり、生活の中でのエコを「節約」というかたちで把握しやすいようになっている。（Ｋ．Ｙ）