残暑も一息ついたことで、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などアレルギーの原因となるダニやカビが多く発生する季節となった。専門家によると、今年は猛暑が9月末までずれ込んだ影響で、ダニが大量発生、アレルゲンとなる死骸などが家中に多くたまっている可能性が高いという。
ダニは人間のアカや抜け落ちた髪の毛、食べ物のカスなどを餌に6~8月に増殖し8~9月にかけて死骸がたまる。死骸は乾燥して微細粒子となり、ほこりと一緒に空中に飛散し、秋から初冬にかけて、ぜんそく発作などの原因となっている。10月のこの時期、生息中のダニや死骸、糞(ふん)などが家中に大量にたまっている可能性が高く、冬場の結露でさらにダニは増えてしまう為、冬を前にした今、掃除を徹底する必要がある。特に人が多く集まるリビングや寝室にダニが多く発生していることから重点的な掃除が求められる。
掃除の方法としては、掃除機の付属品のブラシを使い分けながら、普段はあまり掃除をしない家具の裏などのホコリも吸い取り、雑巾で丁寧に拭く。布団は秋晴れの午前10時から午後2時までの間を使い、表、裏、頭部、足部の各部分をそれぞれ1時間ずつ太陽に向けて干すなどが挙げられる。秋掃除を行うことで、ダニの発生を抑制しぜんそくを予防するとともに、年末の大掃除の手間が省けるメリットもある。どうしても時間がとれない人には、掃除代行サービスに依頼するのも良いかと思われる。
(参考:産経ニュース)(R.T)
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