9月、京都府亀岡市で民家の台所を焦がす火災が3件相次いで発生。火元はいずれもコンロの魚焼きグリルで、家人が魚を火にかけたことを忘れたのが原因。亀岡消防署は「秋の魚は脂が乗っている。調理中はグリルのそばを離れないで」と注意を呼び掛けている。同消防署によると、いずれもガスコンロの中央にある引き出し式の魚焼きグリルが火元で、焼いていたのはサンマやサケ。長時間焼き続け、火災に繋がったとみられる。
魚のうまみにつながる脂は不飽和脂肪酸の一種。国民生活センターによると、脂分で汚れたままのグリルでサンマを焼き続けるテストの結果、30分で魚やグリルの受け皿に火がつくケースがあったという。魚だけでなく、グリルでナスを焼いている途中に外出して出火した事例もある。グリルは火が直接見えにくいので、魚を焼いていることを忘れがちになる。受け皿に水を張ったり、グリルをこまめに掃除するとともに、火のつけっ放しに注意すべきである。 (参考:京都新聞)(M.Y)
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