レット症候群とは、知能、運動とも、生後約半年~1歳半までは正常に発達するが、その後、徐々に遅れてゆく小児神経疾患のひとつで女児だけに発症する病気である。同症候群の名前は最初に発見したオーストリアの医師、レット博士に由来する。症状に個人差はあるが、生後半年あたりから、「おもちゃが持てない」「しゃべれない」など知能や運動能力が退化してゆくのが特徴となっている。
発症率は、女児約1万人に1人の割合。原因として染色体の遺伝子異常説が有力だが、なぜ異常が起きるかは分かっていない。日本国内ではレット症候群の患者が推定数千人はいるとされている。 (参考:毎日新聞)(R.T)
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