すり傷や切り傷のほか、日焼け跡やニキビなど、お肌のトラブルがある部分に、新鮮な卵殻膜(ゆで卵からとったものでよい)を数時間張ると治りが早くなることは、以前より経験的に知
られていた。最近、改めて注目されるようになったのは卵殻膜の中に、美しい髪や肌を作る助けになる「シスチンというアミノ酸が特に豊富に含まれていることや、卵殻膜自体に、赤ちゃんの肌に多く含まれる「Ⅲ型コラーゲン」を増やすたすけをする働きがあるらしいことなどが、研究で明らかにされてきた。
因みに、卵の中身を守る役割をもつ卵殻膜はとても丈夫にできているため最近まで、科学的
に分解し成分を取り出すことが困難であった。注意点としては、ネットなどで紹介されている、卵殻膜コスメの手作りレシピ。自分でアルコールや精製水に浸けただけで成分が抽出されることはないし、かえって雑菌が繁殖し、お肌に悪いものになる可能性が高いためとしている。美容以外の分野でもさまざまな応用が可能な21世紀の新素材として注目されている。 (参考:L25)(M.Y)
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