以前は女子高生から20代前半あたりの若い女性の購買力を取り込むことに企業が注力していた時期があったが、近年はむしろ30代~50代の層の購買力の方が着目されていた。しかし、それがここにきてまた若返っているという。
10~20代前半の「ガールズ世代」、たとえば女子高生や大学生の場合、彼女たちの収入のメインはアルバイトと親からのお小遣いである。これらからの収入は景気が悪くなってもさほど減ることはない。収入の絶対額は高くないが、景気が悪くても減らない。一方で、モノの値段は下がってきており、彼女たちの消費マインドが冷えることはなく、ガールズ世代では消費性向が高い。月々のバイトやお小遣い収入のほとんどは消費に回される。
企業にしてみると、ガールズ層は、絶対額は少ないが毎月確実に自分たちの商品を消費してもらうことができれば、回転率で勝負して商売になるということである。不況で企業が狙うべきなのは、稼ぎの絶対額が大きい人ではなく、ガールズ層など絶対額が低くとも稼ぎが減らない人ではないのだろうか。(参考:Diamond Online)(R.T)
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