ニンジンやカボチャといった緑黄色野菜に多く含まれる「ベータカロテン」が足りないと胃がんにかかるリスクが約2倍になるとの研究結果を厚生労働省研究班が発表した。ベータカロテンの摂取量は多ければよいというものでもなく、必要量以上を摂取しても胃がんのリスクは下がらないことも判明している。男女別でみると、男性の方がベータカロテン濃度の低い人が多く、胃がんリスクが高まる傾向が強いという。理由は、喫煙・飲酒で活性酸素が発生しやすい生活習慣の人が多く、ベータカロテンが消費されているしまったと考えられるている。
ベータカロテンはがんなどの原因となる活性酸素を取り除く抗酸化作用で知られているが、海外ではベータカロテンをサプリメントで過剰摂取すると、肺がんのリスクが高まるとの研究報告も出ている。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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