大阪大の磯博康教授(公衆衛生学)や国立がんセンターの研究チームは約4万人を対象にした共同の調査から、「魚、野菜、豆類を多く食べる人は心筋梗塞になりにくい」という調査結果を発表した。研究チームは、40~59歳の男女約4万人の葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12の1日あたりの摂取量を推計し、11年間にわたって追跡した。それぞれ摂取量が多いほど心臓病の危険性が減少していく傾向が確認された。摂取量が最少のグループを基準にすると、ビタミンB6では最も摂取量の多いグループの危険性は52%、ビタミンB12でも53%に減少していた。
葉酸は野菜や緑茶など、ビタミンB6は魚やレバー、豆類など、ビタミンB12は魚などに多く含まれている。日本人は一般に、葉酸やビタミンB12に比べ、ビタミンB6の摂取量が少ないとされている。研究チームは、ビタミンB6を多く含む食品を積極的に食べることが予防につながるとしている。(参考:朝日新聞)(N.U)
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