子供のころ、誰もがやったことがあるラジオ体操。大人になってすっかり忘れてしまっている人が多いが手軽にできる運動であり、中高年の健康維持に絶大な効果があるという。中高年の間でウォーキングがブームとなっているが、脚以外の筋力をつけたり、背中から腰にかけての筋肉を柔らかくするのは困難となっている。ラジオ体操なら、激しい動きやゆったりした動きが組み合わされており、短時間で効率よく全身を動かすことができる。
ラジオ体操は、第1・第2で計26種類の動きを組み合わせたもので、これを正しく実践すると、脈拍は安静時の約2倍の100以上に上がり、約60キロカロリーを消費するという。ラジオ体操は、毎日継続しなければ効果がないが、必ずしも早朝にやる必要はない。
人の体は、体温が下降気味のときに寝つきやすくなる。体操をすると体温が上がるが、終えてしばらくすると体温が下がり始める。これによって快適な睡眠を得られることから、夜布団に入る20~30分前が最も適した時間といえる。お金も掛からない身近なラジオ体操が、多忙なビジネスマンにとっては実践しやすい手軽な運動であると思われる。(参考:日刊ゲンダイ)(R.T)
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