日本呼吸器学会が慢性閉塞性肺疾患やぜんそくなど、肺の健康状態に関する新たな指標として「肺年齢」を提唱している。専用装置で肺活量などを調べ、どの程度の相当するのかを計算する。実際の年齢より高いほど、呼吸器病のリスクが高くなる。
健康でも肺活量は年齢とともに低下する。喫煙歴が無ければ、肺年齢はほとんど実年齢と変わらない。しかし喫煙量が増えると高くなる。ヘビースモーカーは実年齢より10歳以上高いという。慢性閉塞性肺疾患の患者の肺年齢は、20歳以上も実年齢より高い場合があるが、治療をうけることで、平均で約6歳若返るという報告もあることから、早期発見が重要だといえる。喫煙者は禁煙を行う動機の一環として肺の検査を受けてみるのもよいと思われる。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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