医師の診療時間が短いことに不満を持つ患者が多いことから、このような状況を変えようと2008年4月からスタートしたのが「5分ルール」である。対象となるのは、診療所や一般病床数が200床未満の中小病院となっている。今までは2回目以降の受診の場合、基本の再診料(病院600円・診療所710円)に外来管理費(520円)を診療時間に関係なく上乗せできたが、診療報酬改定後は診療時間が5分以上という条件が付け加えられた。
厚労省保険局は、診察にかけた時間をカルテに記録するよう求めている。丁寧な診療を求めることを目的としており、診療時間を厳密に計るわけではない。調査する際は、1時間に12人を超える診療がないかをチェックする方針。
時間要件を満たして、全ての患者を診察しようとすれば診察時間を延長せざるを得ないケースも出てくることが予想でき、診療所の開業医が疲弊し看護師の労働負荷も考えられる。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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