不幸な結婚をするぐらいなら、独身の方が健康的…もっともらしい推定を裏づける論文を、米ブリガムヤング大のジュリアン・ホルトランスタッド助教授らのチームが米行動医学会専門誌で発表している。
既婚の204人と独身99人に、数十分おきに自動的に血圧を測る装置で24時間測定した後、既婚者には、結婚生活への満足度や、結婚相手との相性も回答。結婚生活への満足度が低く、相手との相性も良くない既婚者と独身者とでは、例えば昼間の最高血圧は前者の平均は120で、独身者の平均116より統計的に有意に高かった。
結婚すると、病気になる確率や死亡率が下がるとされているが、これは互いの生活習慣に気をつけたり、病気のときに助け合ったりできるためと考えられている。
論文上でも「結婚には互いを保護する効果がある」とは認めつつ、結婚の質も重要で、独身が必ずしも不利とは限らないと見解。今回の研究は参加者の8割が白人。因みに日本人も同じ傾向かどうかは不明のようだ。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
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