MC-FANは食品総合研究所の菊池祐二さんらが開発したものです。
MC-FANにより血液中の赤血球変形能、白血球粘着能、血小板凝集能などを総合的に直接目で見ることができるようになりました。
糖尿病治療などで治療薬の効果を観察するため、MC-FANの画像を利用しているお医者さんもいます。こういった利用方法は患者さんのために非常に有効です。
しかし前回書いたような詐欺まがいの悪徳ビジネスでは、お客さんの血液を他の血液にすり替えたり、ある種の薬品を混ぜてドロドロに見せるといったことも行われているそうです。だいたい経験の無い素人が見てサラサラしている-ドロドロしているの判断は出来ませんから、そこにつけ込まれないように注意しなければなりません。
MC-FAN自体は立派な検査機器ですから、これを有効に使って生活習慣病の予防を始めとした色々な疾患や症状の解明に役立てていただきたいものです。(K.O)
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