環境保護への関心や、中国製割り箸への懸念などから、自分専用の「マイ箸(はし)」を持ち歩く運動が広がっている中、飲食店での「箸キープ」サービス(→ポイント付加)や企業などでも職員への箸持参の呼びかけを積極化するケースがでてきている。
また携帯することで、デザインやカラーバリエーション、組立て式など、箸そのものへの見方や求める価値観も大きく様変わりしつつある。
林野庁の平成17年度・統計によると、日本国内では年間約260億膳の割り箸が使われており、1人あたり約200膳使っている計算になる。
現在割り箸の98%が輸入品で、そのほとんどが中国製。乱伐や環境破壊の一因との認識が高いが、一方で2%の国産に限っては、丸太から材木を切り出した残りの端材や間伐材を利用しており、林野庁では「日本で生産する割り箸は、丸太を無駄なく利用することで森林資源の有効活用につながっていることを理解してほしい」としている。 (K.Y)
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