ツムラライフサイエンスは、寝る前に入浴を行うと冷え性を覚える女性を対象に入浴治験を実施した。浴用剤(硫酸ソーダ)を使用して入浴すると冷え性が改善され、睡眠の質が向上するとの治験データを得た。治験結果によると、「入浴しない」「シャワー浴(40度、10分)」「浴用剤入り」の3条件で比較した所、シャワー浴、浴剤入りとも非入浴よりも足の皮膚温度が5度高く、就寝するに伴い同温度の安定度は浴剤入りが最も早かったとしている。データによると就寝30分前の入浴が効果的ということも判明したという。
また、就床1時間の自律神経の活動測定で、入浴剤入りは覚醒時に活発になる交感神経活動が抑制される反面、副交感神経活動が高進していることもわかっている。(参考:化学工業日報)(R.T)