電照菊の温室が広がる愛知県田原市に、赤と青色の温室が登場している。特定の色の光を放つ発光ダイオード(LED)で、植物の生育を調整したり、病害虫を防いだりする効果がある。消費電力が低く環境に優しいのも特徴。 菊は光が当たる時間が長いと開花が抑制される。赤色だと効率が高まり、出荷時期を調整しやすい。
トマトやイチゴに使うと、光合成を促し甘みが増す。青色には光合成促進効果のほか、殺菌作用があると言われている。LEDは白熱電球より消費電力が15分の1、寿命も20~30倍長い。白熱電球に比べて単価は約30倍だが、長期的には経費節約になり、二酸化炭素の削減にも繋がるとみられている。 (参考:朝日新聞)(M.Y)