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美容と健康のコンシェルジュ

フィットネスクラブ大手のセントラルスポーツは2012年ごろまでに会員からの様々な相談を生める専用窓口「コンシェルジュデスク」を全店に導入する。ホテルのコンシェルジュサービスのような総合的な相談窓口を目指す。デスクでは運動方法や機器の利用方法にとどまらず、健康や生活などに関する相談を聞く。レストランや散歩スポットなどクラブ周辺の様々な情報も事前に仕入れて、相談があったときに薦めることが出来るようにする。
また東急百貨店の渋谷本店では抗加齢（アンチエイジング）対策用のコンシェルジュサービスを開始している。専門家（日本抗加齢医学会に所属するアンチエイジングアナリスト）が無料で顧客の相談に乗ったり、美容や健康の助言をしたりしている。
このような取り組みは顧客の囲い込み、来店頻度の増加、客単価の向上、顧客満足度の向上が狙いである。（Y.A）

母娘消費

仲の良い母や娘が一緒に買い物や娯楽を楽しむ「母娘消費」が多様化している。
晩婚化に伴って、時間に余裕のある20代後半から30代前半の女性が増えていることが背景にある。
娘世代にとっては母親の「財力」をあてにでき、母親にとっても娘と一緒という安心感からつい財布のヒモが緩む。
こうした「母娘消費」を取り込もうと様々なサービスが登場している。
エステや旅行プランに代表されるようなサービス業はもちろん、最近は30～40代の女性が親と同居することを前提とした住宅まで登場した。積水ハウスが販売する「カーサ・フィーリア　娘と暮らす家」で、娘の部屋にもキッチンを設置するなど、娘の要望を取り入れた自由同の高い設計が可能となっている。（日経新聞）（Y.A）

プライベートブランド

大手小売店がＰＢ（プライベートブランド＝小売の独自開発商品）の展開を強化している。
プライベートブランドとは、ナショナルブランド（NB、全国有名メーカーの開発商品）に対比されて使われる言葉。

イオンは自社のＰＢ「トップバリュ」の食品や洗剤など計24品目を10～25％値下げすると発表した。セブンイレブンは大手メーカー品よりも２割程度安いＰＢの食パンを発売する。

原材料高騰を背景にメーカーの値上げが相次ぐなか、独自商品の展開で消費者に低価格を訴え、消費者の買い控えを抑制する狙いがある。
食品スーパーなどだけではなく、その他の業態でもＰＢの取り組みは積極的に行われるようになった。ドン･キホーテは家電や家具を中心としたＰＢ「bisシリーズ」を開発し、販売する。
単に価格が安いというPBではなく、品質やデザインなどにもこだわったPBが多くなっているようだ。（Y.A)

宅配クリーニング

単身者や共働きの家庭では、自宅まで洗濯物を集配してくれる「宅配クリーニング」を利用する人が増えている。
当日仕上げ、深夜営業など時間帯の融通がきくことが人気の要因。
インターネットで集配依頼ができるなど利便性が高まったことで需要が増えている。
一方クリーニング自体の需要は減少。家庭用洗濯機の機能向上や洗剤の品質が高まったことで、自宅洗い派が増えたことが原因。またクールビスが浸透してきたことにで「ワイシャツ」「スーツ」をクリーニングに出す頻度が下がったことも関係している。
クリーニング業者は高齢化や後継者不足、若年従業員の確保の困難さなど労働力に問題を抱えているところが多いことから、宅配クリーニングを始める業者が増えているというのが現状。（日本産業新聞）(R.T)

イオングループの新型店舗

イオングループは美容と健康をテーマにした新タイプの大型店「イオンボディ」を自社のショッピングセンターなどで展開する。面積3000㎡前後で化粧品や食品を販売し、エステ、スポーツジムなどのサービスを充実させる。１号店をイオン与野ショッピングセンター（さいたま市）内に開業する。
物販は化粧品、茶類、スポーツ衣料など約4000品目を販売する。専門的な商品を揃え、化粧品では4000円から5000円が中心価格帯とのこと。
30代後半の女性をターゲットとしており、健康や美容について総合的にアドバイスできる社員を売場に配置する。
今後はマッサージ店や託児所などのサービス機能をさらに充実させる。（日経新聞）（Y.A）

オーガニックコスメ Organic Cosmetic

ナチュラルコスメティックスとほぼ同じ意味。
エコロジカル、ロハスな生活がひとつのトレンドになっていますが、そういった生活様式を指向する女性にとっては必須アイテムのひとつ、になりつつあるのでしょうか。
オーガニック（有機）栽培されたハーブやアロマなどとコスメを融合させ、ナチュラル感、ピュア感、マイルドなスキンケアイメージを訴求し、特に輸入ブランドはセレブ感をくすぐります。
農家と直契約し、厳重に品質管理されて製品化されているとの訴求が安心感も与えます。
これまでは、マニアックで、コスメオタクっぽい人限定のイメージでしたが、最近、女性の話題に上ることが多くなってきているようです。（K.O）

シックスポケット テンポケット

「シックスポケット」。ひとりの子どもに対し6つのポケットがあるという意味。子どもの両親、祖父母４人の合計6人の財布のこと。
少子化の時代を象徴した言葉で、子どもや孫に高額の衣料品や玩具類などを買って与える現象を示す用語として、百貨店やアパレル業界などで使われている。。
近年はこのポケット数が拡大しているといわれる。
男女とも平均初婚年齢が上がり、金銭的に余裕のある独身者が増えていることから、叔父(伯父)と叔母(伯母)という新たなポケットが追加されて「テンポケット」という言葉も使われ始めている。
各種リサーチでは、両親のポケットは「辛口ポケット」で、祖父母のポケットは「大甘ポケット」という傾向がある。(Y.A)

女性起業も促進！？

経済産業省・中小企業庁が地域産業資源活用促進法に基づく中小企業の事業計画を初認定。農林水産品や産地の技術、観光資源など、『地域がもつ資源を活かす新製品や新サービスなどの計画』で、第１弾として153件が選ばれた。
選定された中小企業は、事業融資や専門家によるマーケティング活動のアドバイスなどが受けられる。従来、資金的な問題やマーケティング、販路開拓などの課題が足かせとなっていた中小企業が、高品質な商品や新アイデア商品・サービスなどを生み出すチャンスといえる。
【地域産業資源活用促進法】・・・農林水産品、鉱工業品とその生産技術、観光資源の3分野で地域に埋もれた資源を掘り起こす狙いで今年６月に施行。認定企業は試作品の開発、展示会出展などの販路開拓に対する補助金に応募できる。また、マーケティングの専門家による継続的なアドバイスや、設備投資減税、中小企業信用保険法の特例、政府系金融機関による低利融資も受けられる。
（日経ＭＪより）（K.Y）

習い事はホームセンターで

ホームセンター大手のコーナン（関西）が、「来店動機＆頻度向上」「ついで買い促進」狙いで店内でのカルチャー教室の運営を本格化する。
店内での材料購入につなげる狙いで、１回あたり1,000円程度に抑えた受講料で「プリザーブドフラワー」や「有名陶芸家の陶芸教室」など、12講座を開講している。
ほかに「手作りアロマ化粧品」や「暮らしの折り紙教室」「天然石のアクセサリーづくり」「ペットのしつけ教室」など。
年内10店舗での展開をめざし、いずれ30店にまでひろげたいとと考えている。
同様のカルチャー教室は関東のホームセンター「カインズ」でも展開している。（日経MJより）（K.Y）

調理代行サービス

家事代行サービス業界は、家庭のキッチンで調理した「手作り料理サービス」に注力。
◆調理開始時間や分量などを細かく設定できるサービス
◆作り置きサービス、ホームパーティ対応サービス
◆生活習慣病対応サービス
など、メニューが多様化している。素材調達先などまで指定できるようなタイプの、顧客ニーズを細かく捉えた展開が、共働き世代を中心に増えている。　（日経MJ）（K.Y）