ダンス関連の新しいビジネスが盛り上がりを見せている。
今年度からの中学校におけるダンス必修化をきっかけに、10代半ばの関心が高まっただけでなく、40代~50代の生徒の親世代も一緒になってブームを下支えしているという。
なかでも、ダンスを学ぶ映像ソフトの売れ行きが好調で、エイベックス・グループ・ホールディングスが6月下旬に発売した「TRFイージー・ドゥ・ダンササイズ」は3か月で約16万点を販売する大ヒットとなっており、その主な購入層は40代~50代であるという。90年代にヒット曲を連発したダンスグループ「TRF」はメンバーが同世代ということもあり、40代~50代にとっては馴染みやすく、購買に繋がったと考えられる。
その他にも、JCケンウッドやパイオニアがダンス向けの音楽再生機を発売したり、セントラルスポーツが小中学生を対象としたダンス教室を100店舗で開き、力を入れ始めるなど、あらゆる分野でダンス関連のビジネスが生まれている。
海外に比べ、ダンスという文化がまだ根付いていない日本において、ダンス必修化をきっかけにダンス文化が根付く可能性は十分考えられるため、それに伴って、今後ダンス関連ビジネスがどんな広がりを見せるか注目したい。
(参考:日本産業新聞) (R.S)
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