5~17歳を対象とした文部科学省の学校保健統計調査で、肥満の子供の割合がすべての年齢で前年度から減少したことがわかった。全年齢で減少したのは1977年度の調査開始以来初めて。ここ数年で肥満は減少、逆にやせ気味の子供が増える傾向にあり、同省は「規則正しい食生活の浸透やスタイルを気にする子の増加が原因では」とみている。
今年4~6月、抽出で70万人を調査。肥満は標準より2割以上体重の重い児童・生徒で、前回は一つだけ増加していた10歳が今年度は前年度より0.85ポイント減って9.54%となり、これで全年齢が減少に転じた。年齢別で減り幅が大きかったのは15歳で1.22ポイント減10.32%。次に10歳、11歳の0.76ポイント減9.69%と続いた。一方、330万人を対象の調査では、視力が「0.3未満」の小学生の割合が0.2ポイント増7.3%で過去最高。同省は「ゲームやインターネットの普及の影響とみられる」としている。(参考:読売新聞)(R.T)
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