ここ数年、目立つのが40代以下の若年女性におけるドライマウス。受診者の3人に1人に上り、20代で発症する人も。不規則な生活や仕事によるストレスが原因と考えられ、特に若い女性は口臭を気にして受診したらドライマウスだったというケースも増えているようだ。
シェーグレン症候群などの病気が原因でない場合、治療は口腔ケア製品を使って症状を緩和させていくのが一般的。唾液に近い成分を配合した専用の保湿ジェルや保湿スプレーで舌に潤いを与えるほか、■よく噛んで食べる ■リラックスする ■規則正しい生活 ■部屋の湿度に気を配るといった生活習慣が重要だ。ドライマウスは生死にかかわる病気ではないので軽視されがちだが、生活の質を著しく低下させる。辛い症状を我慢したり悩んだりせず、早めに専門外来を受診してと呼びかけている。因みに他人のも、自分のも気になる「口臭」。20~50歳代の男女800人を対象にした江崎グリコの調査(2009年5月)によると、気になるニオイのトップは「口臭」(約8割)。他人のニオイで気になるのは「口臭」「汗臭さ」「たばこ」で、自分のニオイで気をつけているのは「口臭」「汗臭さ」「足・靴下」の順。また、20代女性の約半数は自分の口臭原因のトップに舌苔(ぜったい)を挙げ、全体でも3人に1人が口臭の原因と考えている。ドライマウスになると、口の中の汚れが舌に付着して舌苔が増えやすい。口臭予防のため、舌苔を除去する専用ドロップやタブレットなど市販のケア製品も増えている。 (参考:産経新聞)(M.Y)
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