高級な有名ブランドから、ドラッグストア価格のプチプラコスメまで、たくさんのブランドがひしめきあう化粧品業界。最近では、酒造やベビー用品など、安全性を問われる食品業界からの進出が目立つようになっている。
06年に発売した、ブドウ樹液を使ったスキンケア、uva(ウーヴァ)。春先のたった14日間だけ、枝の切り口からポタポタ落ちる樹液を研究してきたメルシャンが、希少な美容成分として「ブドウ発芽水」を開発。それを使ったuva モイスチャーシリーズが発売され、ことし5月には美白ラインのuva ホワイトシリーズも登場。ワイン酵母など、独自開発の成分も含まれており、美容専門家など厳しい目を持つ女性にも話題となっている。
機能性食品事業を展開してきた、ベビー用品のコンビからは「肌につける自然食」としてNANAROBE(ナナローブ)をことし4月に発売。食由来成分が90パーセント、アミノ酸、油分、糖質、ビタミン、ミネラルをバランスよく配合したナチュラルスキンケアです。普段から口にしているものなので、肌に塗ってもアレルギー反応を起こしにくいので、敏感肌など肌トラブルを起こしやすい人でも安心して使うことができるとしている。
高機能で安全。また、通販やインターネットで化粧品を購入するのは当たり前となり、店舗を持つというリスクが減ったことから、今後も異業種化粧品ブランドは拡大していくと考えられる。 (参考:シュシュ)(R.T)
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