公園の遊具と言えば子ども向けのようだが、今、高齢者向けの健康遊具が広がっている。遊ぶのではなく、体を伸ばしたり、筋力をつけたりする健康維持が目的。国土交通省の調べでは、国内の公園での07年度の設置数は9年前の2.6倍にも。 1基10万円台~40万円台で、バランス感覚を養い、筋力を高めるなど、転倒予防を狙った公園向けの商品を自治体などにメーカーは販売する。同省によると、07年度の公園での健康遊具の設置数は1万5144基。3年前に比べて57%の伸び。遊具全体(約44万基)の伸び率が同1.1%なのに比べれば大きく、少子高齢化も色濃く影響している。同省の町中の公園を対象にした調査では、利用者に占める高齢者の割合は66年度の6%から07年度は14%に増え、小学生以下は44%から34%に減少しているほどである。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
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