メタボ状態からの脱出には8~13%のダイエットが必要と、筑波大・中田准教授らの研究グループが調査結果より明らかにしている。メタボ改善の具体的な減量目標値を日本人を対象に行った調査で示したのは初。これまで5~10%の減量で肥満に関係する症状は改善するとされていたが、今回の調査結果でさらに高いハードルを突きつけられた格好。
調査はメタボの構成因子である腹部肥満、脂質異常、高血圧、高血糖のうち1つ以上の因子を持つ323人の女性を対象に実施。結果、8.1%以上の減量に成功した人の80.9%に改善が見られたが、8.1%未満の減量だった人には44.1%しか改善が見られなかった。このうち腹部肥満の因子を持つ人では、13%以上の減量を行った人の79.3%に改善が見られたが、13%未満の減量では改善率は43%にとどまっている。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
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