手洗い、15秒以上が目安

新型インフルエンザ対策指針では、帰宅後の手洗い・うがいを心がけることなどを求めている。不織布製マスクの着用、くしゃみやせきの際に口と鼻を覆う「せきエチケット」は、主に患者がウイルスをまき散らすのを防ぐために勧められている。
手洗いは、接触感染を防ぐのに特に重要。患者がくしゃみやせきを抑えた手でドアノブやスイッチなどに触れ、それに健康な人が触れてしまい、その手で鼻や口、目をこすると感染してしまう可能性があるためである。手洗いは家庭の場合、石鹸を使って最低15秒以上が勧められており、つめや指の間、手の甲などを丁寧に洗うことが必要。米疾病対策センターは「ハッピーバースデー」の歌を2回歌うぐらいの時間（15～20秒）を例に挙げる。 一方、うがいはインフルエンザ予防に有効という証拠がないと疑問視する声もあるが、普通の風邪には有効との研究もあり、口の中を清潔にする意味でも勧められている。　(参考：朝日新聞)(M.Y)