食品防御とは、食品に対する有害物質の「人為的な混入」を防ぐことをさしている。食品分野において、食品安全保障(食料の安定確保)や食品安全(ミスによる有害物質の混入)に次いで注目されている概念である。注目のきっかけは米国同時多発テロで、生物化学兵器の攻撃リスクが高まり、食品が標的となる可能性ができたからである。世界全体でも食品流通の国際化が進み、食品テロの潜在リスクも高まっている。世界保健機構は2002年に「食品テロに対するガイドライン」を作成するなど、食品の安全を守るために、世界規模での取り組みが進んでいる。(参考:日経流通新聞)(R.T)
コメント