薄型テレビの世界需要が拡大している。2007年の薄型テレビの世界出荷台数は約9046万台で、2004年の7.8倍に成長。うち88%を液晶テレビが占める。価格下落やブラウン管テレビからの置き換えを背景に前年比で1.6~2倍のペースで成長しており、全世界で急速に普及が進んでいる。
地域別の見ると需要拡大を牽引したのが米国と欧州。それぞれ2004年と比べて8.8倍、8.3倍と高い伸びとなっている。住宅の面積が広い米国では40インチ以上の大型テレビが占める割合は38%と日本の18%、欧州の24%より高い。一方日本は普及し始めた時期は早かったものの、ここにきて頭打ち傾向が見られている。米国のある調査会社によると、2008年の薄型テレビの世界需要は2007年比32%増の1億1959万台になる見込みとなっている。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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