医師の4割ががん患者らの苦痛を和らげる「緩和ケア」に診療の煩雑さの割りに報酬が多くないといった理由から「かかわりたくない」と考えていることが、日本医師会の調査でわかった。苦痛を和らげる医療に「かかわりたい」「ある程度かかわりたい」との回答は全体で58.3%で、残る4割は「かかわりたくない」「できるならかかわりたくない」と回答したという。
がん診療を行っている医師に限っても、診療所で28.4%、病院で13.9%の医師がかかわりたくないと答えており、がん医療を担う医師の間でも緩和ケアに消極的なケースが少なくないといえる。緩和ケアの普及には、医師が困った時に専門家に相談できる体制の整備などが必要と日本医師会ではみている。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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