岐阜大・春日准教授(発育発達学)らの研究チームが1,075人の幼稚園児(3~6歳)を対象にした調査で、負けず嫌いの度合いの強い子供ほど体力があるという相関結果を出している。
07年と今年、岐阜、福井両県の5幼稚園に通う1,075人を対象に調査。教諭に園児を「負けず嫌い度合い」に応じて5グループに分けてもらった上で、25m走、反復横跳び、ソフトボール投げ、握力、立ち幅跳び、長座体前屈、体支持持続時間の7種類の体力テストを実施。
テストの結果、総合得点は負けず嫌い度が最も高かったグループが一番高く、低くなるにつれて点数も低下。特に25m走、ソフトボール投げ、立ち幅跳びで差が大きかった。男女別では男子の方が差が明確にされた。
最近は運動会の徒競走などで順位をつけない学校も多い中、順位をつけて子どもたちが良い意味での「負けず嫌い度」を高めると、体力が向上する可能性があるともみなされている。(参考:毎日新聞)(M.Y)
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