厚生労働省研究班はカルシウムが不足している女性は、腰椎を骨折するリスクが最大で2.1倍に高まるという大規模疫学調査の結果を発表した。調査結果は、カルシウム摂取量の多い順に4つのグループに分けると、女性の場合、最も少ないグループ(1日当たり350㎎)は最も多いグループ(同700mg以上)と比べて腰椎骨折のリスクが2.1倍になったという。
男性の場合は関連が見られなかった。女性は男性と比べて骨の密度が低いため、カルシウム摂取量による影響が表れやすいといえる。一般に日本人はカルシウムが不足しがちで、乳製品をよく食べる欧米人と比べると、摂取量は半分から3分2程度に留まっている。カルシウムは摂取しすぎても体に害はないことから、幅広い食品から摂取することが望ましい。(参考:日本経済新聞)(R.T)
コメント