「寝つきが悪い」「夜中に途中で目が覚める」「予定の起床時間より早く目が覚める」「深く眠れない」…いずれか一つでも当てはまれば不眠症になるとされており、近年、その改善薬が脚光を浴びるなど快眠商品の注目は高まっている。そのうちの一つに「グリシン」という言葉を目にするが、これはエビや魚介類に含まれるアミノ酢酸であり、実験でもこの成分を摂取することで自然に入眠時の深い眠りがもたらされ、満足感のある目覚めに結びつく“睡眠機能の高さ”を明らかにしている。
グリシンを眠る前に摂取すれば睡眠直前に高い体温が急激に下がる作用をもたらすもので、元来人間は高い体温が急激に下がる時に眠くなり、眠る時に体温が下がり寝る準備が整うのである。つまり、快眠への決め手は『晩に一度体温を上げて、眠る直前に上がった体温を下げる』こと…睡眠前にストレッチを行うなど日頃の取り組みが有効だが、時間に余裕がなければグリシンを活用するのも一つの手と言えそうだ。 (スリープクリニック調布・院長報告より)(M.Y)
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