2007年10月、西洋料理などで使うハーブのローズマリーに多く含まれるカルノシン酸に脳の神経細胞が細胞死するのを防ぐ効果があることを岩手大など日米合同研究チームが突き止めた。アルツハイマー病やパーキンソン病の予防や治療をする新薬につながる成果としている。カルノシン酸が細胞死を抑える遺伝子を活性化することも解明し、認知症など脳神経細胞の細胞死に関連する病気の予防や治療に応用できる可能性を示した。
ローズマリーは人間の認知力が衰え始める前に発症を予防できる可能性があり、神経回路を再生する力も高く、治療効果も期待されている。米国では、サプリメントなど医薬品への応用に向けたプロジェクトが始まっている。(朝日新聞ほか)(N.U)
コメント