京都大学研究グループにより2007年8月、体重が64.2㎏→83.8㎏に増えた男性の場合、糖尿病による医療費が2.5倍、高血圧による医療費が1.3倍、平均的な身長の女性においては体重が54.3㎏→70.9㎏へ約16㎏増加すると同様の医療費増加が生じると発表している(「体重増加に伴う糖尿病や高血圧性疾患の医療費の変化に関する研究」より)。
2008年4月より40歳以上のメタボリック症候群に着目した健康診断と保険指導が法定事業として義務づけられるが、厚生労働省はその予防策として「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ」というスローガンを掲げている。
特になかなか持続しない運動については「どこでも、いつでも、誰でも出来る」といった視点から実行することを推奨している。
また、スポーツクラブに通うことで解決を図ることは生活習慣病になってからの医療費を考えれば安い出費かもしれないが、いずれにしても継続は力なりと言えそうである。(日本経済新聞、朝日新聞他)(M.Y)
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