日本人の死亡要因の三分の一を占める「がん」。なかでも大腸がんによる死亡者が急増する中で、40~50代女性の大腸がんが目立ってきている。その要因として挙げられるのは、日本人女性の運動量が減少しているのとアルコール摂取量の増加とみられている。
大腸がんは欧米型の病気であり、高カロリー、高脂肪で繊維質の少ない食事が主因とされてきたが、食事の欧米化とは無関係と捉えられる北東北等で多いとされていることから、地方住民の運動量が減ってきていることにも関連づけられそうだ。
一方、早期発見・診断により早期治療を行えば治りやすいのも事実。しかし国内の検診受診率も20%に満たない現状から、早期検診をより促していけばその死亡率も大幅に減らすことができる。(日本経済新聞)(M.Y)
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