「1日分の緑黄色野菜」「1本で約100gの緑黄色野菜」などと表示された野菜ジュース類の多くは、厚生労働省が推奨する「1日の野菜摂取量350g」を下回る量の栄養素しか含んでいないことが、名古屋市消費者生活センターの実施した成分分析でわかった。野菜不足、肥満対策、がんの予防等を過度に期待させ、その商品を飲むだけで1日に必要な栄養素を十分摂取できると受け取れる表示には、今後、実態調査などでメスが入る可能性もある。
厚生労働省が推奨する野菜の摂取量は1日350g以上で、これは小鉢5皿分に当たる。なお、平成14年の国民栄養調査のデータでは、日本人の1日の野菜摂取量は平均約270gで、年々減少傾向にある。(参考:朝日新聞ほか)(N.U)
コメント