八尾、平野など、大阪の東南部には中小企業が密集している。
最近では、本業の足し?に韓国や中国の業者との輸入取引をしている会社も多い。
先日、数年前から韓国コスメを取り扱っている知り合いの化粧品製造会社の社長から、
『こんなものを韓国の業者が持ってきたけど、売れるかな?』
と、見せてもらったのが、
5本の爪の形をした美容液シートを、付属のピンセットで爪にのせて使うネイル用ジェルシート。
・・・売れる・売れないは別にして、考え込んでしまった。
今の日本人は、こんな発想をするだろうか?
たとえ発想できたとしても、商品化までこぎつけることができるだろうか?
その上、よその国に売り込みにゆくだろうか?
その、どぶ板的根性と気合!?は見上げたものだと思うし、
こういった市井の企業の無数のトライアル・アンド・エラーが、
ヒット商品を生み出す土壌になり得るのではないだろうか? と。
そんなことを考えながらいたら、次のような記事に出会った。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120410/trd12041008170007-n1.htm
(日本の)「優秀さ」こそが弱点
<記事より一部抜粋>
あるサムスングループの社長の談話
◆中東地域である機能を新たに付加した携帯電話がバカ売れした
・・・ある機能とは磁石。どこに居ても聖地メッカの方向を指す。毎日のお祈りに便利
◆インドで富裕層向けの大容量冷蔵庫を発売。あるモノをつけたら一気に売れ出した
・・・あるモノとは「鍵」。メイドらが“無断拝借”するのを防ぐため
◆中国の農村地域では服だけでなく野菜も洗える洗濯機が人気を集めている
◆(日本の技術者」は、)日本製品はどこよりも優れているというプライドを持っているから、
「どの製品にも最高の技術を盛り込みたがり、消費者に近い販売現場からの意見を聞かない」のだという。
これが正解のすべてではないだろうが、少なくとも
例えば私の場合、”自分の親父たちの世代” がやってきたことに、
今、中国や韓国の”大陸”企業が真剣に取り組んでいることを、思い知らされる。
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